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骨粗しょう症の治療~内服編 ビタミン・SERM~

今回は骨粗しょう症の治療薬の内服に関して、です。

骨粗しょう症薬の内服はたくさん種類があります。その中でまずはビタミンとSERMについて簡単に紹介したいと思います。

~ビタミン~

ビタミンDとビタミンKがあります。ビタミンDにはカルシウムを腸から吸収することを助ける働きがあり、ビタミンKには骨形成を促進し、破骨細胞の働きを抑制する効果があります。

ビタミンDは魚やきのこ類に多く含まれています。また日光にあたることで体内で合成されるため適度に日光にあたることも重要です。

特に冬場は日照時間が減少するため特に意識して摂取するとよいと考えます。日本海側地方や東北地方では他地方と比較して骨粗しょう症の方が多いとのデータもあります。

 

ビタミンKはキャベツや小松菜、ホウレン草などの葉物野菜や納豆に多く含まれています。

最近巷で言われる「〇つ〇つケア」という商品にもビタミンKが含まれています。

サプリメントであるため処方箋なしで購入できますが、ワーファリン等の抗凝固薬を内服されている方は薬の効果を妨げてしまうため注意が必要です。

 

どちらもビタミンですのでお薬として単剤では効果は限定的です。予防や少し骨密度が低下している方に使用する印象です。

~SERM~

SERMというのは「選択的エストロゲン受容体モジュレーター」といいます。

なんだかよくわからないかもしれませんが簡単にいうと「女性ホルモンを改良したもの」です。

女性は閉経を迎えると骨粗しょう症になりやすくなるため女性ホルモンを補充すればいいのだ、という考えのもと女性ホルモンを投与していた時代がありました。

ただ、骨はよくなったが子宮がんや乳がんのリスクが上がるとの報告がなされるようになってきたため、そのリスクをなくし、女性ホルモンを改良したものがSERMです。

脊椎圧迫骨折や大腿骨骨折のリスクを減らす、高い予防効果が報告されています。

ただ、後日説明するビスフォスフォネートという薬剤ほど予防効果は高くなく、骨量減少程度の方や閉経をむかえた直後の方に使用することが多いです。

次回はいわゆる「骨粗しょう症薬」に関して記載しようと思います。

 

 

京都市下京区 西七条の整形外科

医療法人山川医院

山川 智