骨粗しょう症の治療~注射編②~
前回に引き続き骨粗しょう症の治療 ~注射編~の2回目です。 今回は月1回製剤、半年に1回製剤についてお話します。 月1回製剤はビスホスホネート製剤(ボンビバ)とロモソズマブ(イベニティ)があります。 ~ビスホスホネート製剤(ボンビバ)~ 以前お話しした内服のビスホスホネート同様に破骨細胞の働きを抑制するものです。 内服と違い、静脈注射であるため効果が出やすいとされています。 ~ロモソズマブ(イベニティ)~ 最近注目されている新薬です。 骨形成を促進し、骨吸収(骨を壊す)を抑えるという良いとこどりの薬剤です。 ただ連続使用は1年と制限があり、休薬した後が再開できます。 また、心臓に病気がある方は心疾患増悪の危険があり使用できません その他点滴の治療薬もあります。 静脈注射と違い点滴でゆっくり投与するためお身体への負担が少ないです。 生活スタイルや好みに合わせて注射剤を変更することもできますので気軽にお問合せください。 京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人山川医院 山川 智