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よくあるご質問

変形性膝関節症とスクワット

「スクワットはやっていいですか?」 変形性膝関節症の診断で、ふとももの筋肉を鍛えましょうと説明しますと、 よくこの質問を受けます。 普段からよく運動や、筋トレをされている方からが多いようです。   確かにスクワットは大腿四頭筋を訓練するのによいトレーニングと考えます。 しかし、膝に体重がかかった状態でトレーニングをすると、 軟骨に負荷がかかり、余計に膝関節の痛みが強くなる可能性があります。   膝に体重をかけない状態でのふとももの訓練(2021/3/19 変形性膝関節症と散歩のブログ参照) をするようにしましょう。       京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人山川医院 山川 智

サプリメントについて(コラーゲンやグルコサミンなど)

「〇る〇る〇る グルコサミン♪」「サン〇リー ロ〇モ〇」 等のサプリメント、よくCMで流れているのを耳にします。 薬と勘違いされている方がおられますが、サプリメントであり食品に分類されます。 そもそも医薬品ではないためCMでは小さく「効果・効能を保証するものではありません」と書いています。 あくまで食品であるため服用する、しないは個人の自由です。 しかし、「そもそも効くのか?」という質問をよく受けます。 科学的データとして有効性が認められていないために保険では認められていません。 しかし、全く効かないというデータもありません。あるいは個人差があるということも可能性としてはありうると思います。 そのため公的な見解では「絶対に効くとは言えないし、絶対に効かないとも言えない」 ということです。   以下は私見です コラーゲンやグルコサミン、コンドロイチンは確かに関節軟骨の材料です。 服用に関しては2つの点で疑問があります。 1つ目は消化・吸収です。 単純に考えれば、ヒアルロン酸のような巨大分子は腸管で吸収される時分解されてしまう筈です。 そのため直接関節に行って良くなるとは考えにくいと思います。   2つ目は吸収されたとして再生の点です。 軟骨には硝子軟骨・線維軟骨の2種類があります。 関節のすべりをよくしているのは硝子軟骨であり、それが損傷を受けると軟骨が自身の力で再生します。 ただ、再生する際は線維軟骨という形で再生します。 皮膚でいうと傷を受けたあと、かさぶた、で覆われるような形です。 線維軟骨はすべりがよくないため硝子軟骨と比較すると関節にかかる衝撃を吸収できません。   そのためいくら仮にサプリメントで軟骨の材料が供給されても再生されるのは線維軟骨であるため 関節のすべりがよくなるわけではありません。 ということです。 そもそもサプリメントって効果に比べて値段は安くはないですね。         京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人 山川医院 山川 智

膝のみず 抜くとくせになる?

「膝の水を抜くとくせになる?」 よく患者さんからお聞きします。 結論から申し上げますと「くせになりません」 膝の関節はただ、関節部分に軟骨があるだけではなく周囲に半月板、関節包、滑膜、靭帯、脂肪組織など様々な組織が取り巻いています。 その中の滑膜が膝の負担により刺激を受け炎症が起こると関節液が増えて水が溜まる状態になります。 膝の炎症が続いていると注射器で水を抜いてもすぐに溜まってしまいますので、 水を抜いたことが関節内に水がたまる原因になるわけではありません。   少量の水ではすぐに抜かないといけない、ということはなく自然に吸収されてなくなることもあります。 ただ、大量に溜まると日常生活にも支障が出てきますので注意が必要です。   軟骨のすり減りによる炎症だけではなく、痛風やリウマチ、感染症等でも水がたまる原因となります。 気になる方はぜひご相談ください。       京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人山川医院 山川 智