ひざの疾患|山川医院|山川医院|京都市下京区の整形外科・内科・リハビリテーション科

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ひざの疾患

オスグッド・シュラッター病

オスグッド・シュラッター病とはジャンプする動作やスイングなどのひねる動作を繰り返すことによって起こる 成長期(10歳~15歳程度)の疾患です。 膝のお皿の下に脛骨結節(粗面)という箇所があります。 スポーツ等の膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱を介して脛骨結節ひっぱるため、成長線に過剰 な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。 この時期は急激に骨が軟骨から成長する時期ですが、筋肉の成長が骨に比べると遅いため相対的に筋肉が固くなり、このような剥離が生じてしまうのです。 この疾患は成長期の一過性のもので成長が終了すると多くは治癒します。 ~診断~ 診断は圧痛等を確かめる触診とX線検査(レントゲン)により行います。 ~治療・予防~ 治療としてはバンドの装着、超音波の照射、競技の中止による安静、リハビリテーションがあります。   適切な治療を行えば後遺症が残ることはほとんどありませんが、放置して一生懸命スポーツに打ち込み、 痛みが残ってしまうこともあります。 もしオスグッドかな?と思ったときは是非相談しに来てください。     京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人山川医院 山川 智      

変形性膝関節症と散歩

「歩くのはよくやっているんですが・・・。」 変形性膝関節症で通院されている方からよくお聞きする言葉です。   変形性膝関節症の保存治療として薬の内服・関節内注射・運動・リハビリがあります。 その中の運動としてウォーキング(散歩)は大切です。 体を温め、代謝を上げて血流を良くする働きがあります。   散歩は確かに大切なのですが、一番重要なのは「大腿四頭筋訓練」いわゆる筋トレです。   変形性の関節症に対し重要なのは筋力強化による関節支持力のアップです。 正直なところ、ウォーキングはあまり筋力強化にはつながらず、 頑張りすぎて長時間歩きすぎると関節に負担がかかりむしろ逆効果です。   そのため関節に負担がかからずに筋トレする方法(等尺性運動)が必要です。 大腿(ふともも)は大きく4つの筋肉に分かれており、それぞれを万遍なく鍛えることが大切です。   太ももの前の筋肉を鍛えるには膝を伸ばしながら脚を上げて5~10秒ストップしゆっくり下げます。 座りながらでも寝ながらでも構いません。 外側の筋肉を鍛えるには横向きに寝て脚を広げます。上げた状態で5~10秒ストップしゆっくり下げます。 内側の筋肉を鍛えるには座りながら股の間に柔らかいボールまたはバスタオルを挟み、グッと締め付けるようにします。 後ろ側の筋肉を鍛えるには寝ながら柔らかいボールまたはバスタオルを太ももの後ろに入れてそれをグッと押し付けるようにします。 何回やればいいのか?という質問をよくお聞きします。 1つの筋トレを60代の男性が5回やるのと80代の女性が5回やるのではかかる負荷が違うと考えます。 そのため一概に回数は決めず、少し太ももが疲れる回数を自身で設定しその回数+1~2回やっていただくのがよいです。 筋トレ後に太ももが疲れて転倒ということはないように注意してください。 当院で筋力トレーニングの機械を設置しています。 是非筋トレをやっていきましょう。       京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人山川医院 山川 智

膝のみず 抜くとくせになる?

「膝の水を抜くとくせになる?」 よく患者さんからお聞きします。 結論から申し上げますと「くせになりません」 膝の関節はただ、関節部分に軟骨があるだけではなく周囲に半月板、関節包、滑膜、靭帯、脂肪組織など様々な組織が取り巻いています。 その中の滑膜が膝の負担により刺激を受け炎症が起こると関節液が増えて水が溜まる状態になります。 膝の炎症が続いていると注射器で水を抜いてもすぐに溜まってしまいますので、 水を抜いたことが関節内に水がたまる原因になるわけではありません。   少量の水ではすぐに抜かないといけない、ということはなく自然に吸収されてなくなることもあります。 ただ、大量に溜まると日常生活にも支障が出てきますので注意が必要です。   軟骨のすり減りによる炎症だけではなく、痛風やリウマチ、感染症等でも水がたまる原因となります。 気になる方はぜひご相談ください。       京都市下京区 西七条の整形外科 医療法人山川医院 山川 智