「膝の水を抜くとくせになる?」
よく患者さんからお聞きします。
結論から申し上げますと「くせになりません」
膝の関節はただ、関節部分に軟骨があるだけではなく周囲に半月板、関節包、滑膜、靭帯、脂肪組織など様々な組織が取り巻いています。
その中の滑膜が膝の負担により刺激を受け炎症が起こると関節液が増えて水が溜まる状態になります。
膝の炎症が続いていると注射器で水を抜いてもすぐに溜まってしまいますので、
水を抜いたことが関節内に水がたまる原因になるわけではありません。
少量の水ではすぐに抜かないといけない、ということはなく自然に吸収されてなくなることもあります。
ただ、大量に溜まると日常生活にも支障が出てきますので注意が必要です。
軟骨のすり減りによる炎症だけではなく、痛風やリウマチ、感染症等でも水がたまる原因となります。
気になる方はぜひご相談ください。
京都市下京区 西七条の整形外科
医療法人山川医院
山川 智